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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2016.05.20
膀胱炎の予防・治療に水分補給が大切な理由

水と健康

膀胱炎の予防・治療

みんなは、1日に何回くらいトイレに行くかな?一般的に人が1日にトイレへ行く回数は8回程度といわれているんだ。最近トイレに行く回数が増えたり、トイレに行っても何だかスッキリしないなと感じたりしているなら、それは膀胱炎(ぼうこうえん)のサインかもしれないよ。
膀胱炎はしっかり治療しないと、何度も再発してしまう病気なんだ。そんな膀胱炎の治療と予防に最適とされているのが水分補給!
そこで今回は、膀胱炎の治療や予防になぜ水分補給が大切なのかについて紹介するよ。

膀胱炎とは?

膀胱炎とは、細菌(主に大腸菌)が尿道口から膀胱に入り、膀胱が炎症を起こす病気のことです。膀胱炎にかかった場合、以下のような症状が現れます。

・何度もトイレに行きたくなる
・排尿時、排尿後に痛みがある
・残尿感がある
・尿が白く濁り、血が混ざっている

上記の症状が見られる場合は、膀胱炎の可能性があります。すぐに医師の診察を受けてください。

膀胱炎の原因

膀胱炎の原因

免疫力・抵抗力の低下
一般的に体が健康な状態であれば、多少の細菌が体内に入ったとしても排尿によって細菌が排出されるため、特に問題はありません。
しかし、体の免疫力や抵抗力が低下している場合、細菌は排出されにくくなり、膀胱炎にかかりやすくなってしまいます。
免疫力・抵抗力が低下する原因は、疲労、ダイエット、ストレスなどが挙げられます。日頃からストレスなどを抱え込まないようにして、膀胱炎のリスクを減らしましょう。

排尿の我慢
排尿を長時間我慢していると、尿道付近に細菌が繁殖しやすくなります。また、排尿には侵入した細菌を洗い流す役割があります。3~4時間に1度、1日に5回以上の排尿を目安にトイレに行きましょう。

下半身の冷え
下半身が冷えると、排尿に関わる組織の機能が低下してしまいます。そして、排尿回数が減った結果、細菌が繁殖し膀胱炎につながります。身体を冷やさないためにも、温かい飲み物を飲む習慣をつけるなどの工夫をしましょう。

水分補給が大切な理由

水分補給が大切

膀胱炎の対策としては、体内の細菌を排出することと、細菌の侵入を防ぐことが挙げられます。
排尿を促して体内の細菌を外に出すためには、水分補給を行うことが有効な手段です。水分を多く摂取することで、体内の水分を入れ替えてあげましょう。
普段から十分に水分補給することで、膀胱炎の予防にもなります。

水分補給に良い飲み物
水分補給に最も適している飲み物は水です。水は余計な成分が入っていないため、純粋に水分のみを摂取することができます。
また、冷たい水よりも常温、もしくは白湯がおすすめです。水を飲む習慣がない方は、コップ1杯の水を1日に6~8杯(約1.5L)程度飲むように意識しましょう。
また、水だけではなくハーブティー、ドクダミ茶などの利尿作用がある飲み物を飲んでも良いでしょう。温かくしたものを飲むと、膀胱炎の原因である身体の冷えの解消にもつながります。

控えた方が良いもの
水分が補給できれば何でも良い、というわけではありません。中には避けるべき飲み物もあります。コーヒーや緑茶には利尿作用がありますが、刺激物であるカフェインが入っているため、膀胱炎のときは控えましょう。
また、ビールやアルコール類は脱水効果があるため、かえって体内に細菌を長時間とどまらせることにつながります。

おわりに

水分補給は膀胱炎の予防・治療にとても大切だということがわかったね。
膀胱炎はいつ誰がなってもおかしくない、とても身近にある病気。水分をしっかり補給して、健康な身体で毎日を過ごそう!
膀胱炎は症状があっても恥ずかしくて病院に行けない人が多いんだ。でも、膀胱炎はそのままにしておくと危険な状態になることもあるから、恥ずかしがらずに病院に行って診察を受けよう。