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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2017.3.28
卒乳・断乳の時期はいつ頃がベスト?卒乳・断乳の仕方

水と子育て

卒乳・断乳の仕方

授乳はママにとっても赤ちゃんにとっても貴重な時間だけど、赤ちゃんはいつかママのおっぱいやミルクから離れていくもの。でも、「卒乳の時期は?」「自然に卒業するの?」「職場復帰をするときはどうすれば良い?」など、ママにはたくさんの疑問があるよね。
そこで今回は、そんなママの「卒乳・断乳」についての疑問を解決していくよ!

卒乳と断乳の違いを知ろう

まず、「卒乳」と「断乳」の違いはご存知でしょうか?一見似た言葉ですが、この2つには大きな違いがあります。

「卒乳」は、赤ちゃんがだんだんおっぱいやミルクを欲しがらなくなり、自然と離れていくことです。対して「断乳」は、ママの意志で授乳をやめることです。
卒乳は赤ちゃんの意志ですが、断乳はママ主導になります。そのため、授乳をやめるタイミングや方法も異なります。ママの体調や仕事復帰などで授乳を続けられない場合は、断乳をすることが多いようです。

離乳食はおっぱい卒業の第1歩

離乳食はおっぱい卒業の第1歩

ひと昔前までは、1歳になったら授乳を切り上げる「断乳」が主流でしたが、近年は赤ちゃんの意志を尊重した「卒乳」を選ぶことが多くなっています。

授乳をやめるきっかけの1つは、離乳食。
離乳食は生後6カ月ごろに、最初は1回食で10倍粥から始めます。食べ慣れてくると、野菜のペーストや豆腐などに進み、8~9カ月頃には2回食へ。そして1歳を迎える頃には3回食になります。
3回食になって食べる量が増えると、おっぱい卒業のチャンスです。よく食べる赤ちゃんはそのまま卒乳に進むことがありますが、母乳をよく飲む子はなかなか卒業しないケースも多々あります。しかし、いずれにせよ食べ物で栄養がとれるようになる1歳頃が、おっぱいから離れるチャンスなのです。

断乳は計画的に進めよう

断乳は計画的に

前述のとおり、卒乳は赤ちゃんのペースで進みますが、断乳はママ主導で行います。断乳の場合は、ある程度計画をたてて行うのが望ましいでしょう。なぜなら、赤ちゃんになるべくストレスを与えずに進めるべきだからです。
断乳を行うタイミングは、先にあげた「離乳食3回食」以外にも、以下の条件を考慮しましょう。

水分をきちんととれるようになってから

母乳やミルクは栄養だけでなく、大切な水分源でもあります。ただし、赤ちゃんがストローマグ・スパウトマグやコップを使って水分補給をできるようになると、母乳やミルクなしでも過ごせるようになります。
断乳を考えているなら、マグやコップで水分をとる練習をしましょう。

夏の時期は避ける

夏場は通常より水分補給を多めに行う必要があるため、避けましょう。
夏生まれの赤ちゃんは夏に1歳を迎えますが、「1歳になったから」と無理に断乳する必要はありません。気候や赤ちゃんの体調などをみて、最良のコンディションで行うのが大切です。

また、断乳する際は家族の協力も欠かせません。例えば、ママが赤ちゃんに一生懸命おっぱいやミルクの存在を忘れさせようとしていても、他の家族が思い出させてしまうと、ママの努力が無駄になることがあるからです。断乳時期の入浴はパパが中心になって行ったり、おっぱいやミルクの話は家族全体で避けたりするようにしましょう。

成功しやすい断乳方法とは?

では、実際に断乳するときは、どのように進めると成功しやすいでしょうか? 以下が一般的な断乳方法です。

段階的に授乳を減らす

最も進めやすいのは、授乳回数を少しずつ減らし、自然におっぱいやミルクの存在を忘れさせる方法です。赤ちゃんがおっぱいを飲みたがったら、マグなどで麦茶を与えたりおもちゃで遊んだりして、おっぱいから意識をそらさせます。 また同時に、カレンダーに印を付けて、「この日でおっぱいとバイバイね」と赤ちゃんに普段からアピールするのも良いでしょう。

おっぱいに絵を描いて変身させる

ユニークなのが、ママのおっぱいにマジックなどで絵を描く方法です。赤ちゃんが大好きなキャラクターの顔などをおっぱいに描き、「おっぱいはもうバイバイだって」と笑顔で話し掛けてみましょう。大好きなキャラクターのおかげで、素直に諦める子が多いようです。

おわりに

赤ちゃんの成長の過程で大切なステップとなる卒乳・断乳。赤ちゃんはもちろん、ママにとってもちょっぴり寂しいことかもしれないけど、成功して離乳食が進めば、育児もちょっと楽になるはず。根気強く赤ちゃんに付き合って、おっぱい卒業を目指してみてね!