コラム 〜 ふじみんと学ぶ！ お水の基礎知識

春 ～富士山麓全体が美しい桜色に～

春の富士山の見どころは、何といっても桜でしょう。富士山付近の桜の開花時期は通常より2週間程度遅いため、見頃は4月中旬～下旬がベストです。
特に、富士河口湖北岸では、毎年4月の下旬から富士・河口湖桜祭りが開催されています。富士山をバックに満開のソメイヨシノを見ることができるだけではなく、夜のライトアップ時にはロマンチックなムードになるため、デートにもおすすめです。

また、主に富士山麓付近で見られる、「富士桜」と呼ばれる通常より小ぶりな桜も有名です。富士桜を見たい場合は、河口湖創造の森で毎年4月下旬～5月上旬頃に行われる「富士桜ミツバツツジまつり」に訪れると良いでしょう。
富士桜に加えて、富士山麓の地面の一面に咲き誇る「芝桜」も、まるで桜のカーペットを眺めているような絶景です。毎年4月中旬～5月下旬にかけて、富士本栖湖リゾートで富士芝桜まつりが行われ、鮮やかな芝桜を楽しむことができます。

夏 ～自然と歴史を感じる登山～

富士山の山開きは、例年7～9月の間に行われます。標高が高いからこそ望むことができる、澄み渡った夏の青空。富士山は、世界文化遺産の他、富士箱根伊豆国立公園や特別名勝にも登録されていて、その豊かな自然環境と歴史文化は日本でも随一です。

富士山は自分の足で登山をすることで、その雄大さを、身を持って知ることができます。そのため登山道が開かれている夏は、富士山を全身で体感できるおすすめのシーズンといえるでしょう。

秋 ～数百本もの紅葉に囲まれて～

秋になると、富士山をバックに約400～500本ものモミジが色付き、美しく情緒ある風景は見る人を楽しませてくれます。

河口湖付近では、毎年10月下旬に「富士河口湖もみじマーチ」と呼ばれるイベントが開催されています。1日目は富士山道周辺、2日目は河口湖周辺で、モミジを観賞しながらウォーキングも同時に楽しめるツアーです。

また、河口湖北岸では毎年10月下旬～11月にかけ、富士河口湖紅葉まつりが行われています。約60本のイロハモミジなどが幻想的な風景を作る「もみじ回廊」は、紅葉のトンネルとも呼ばれる人気のスポットです。日没～22時頃にはライトアップが行われるため、どの時間に行っても秋の富士山を楽しめるでしょう。

冬 ～花火やイルミネーションなど幻想的な雰囲気を～

冬の富士山では、他の季節とは全く異なった雰囲気を味わえるイベントがあります。おすすめは毎年1～2月頃の間で計13回、大池公園で行われる冬花火。冬の寒さで引き締まった夜空に花火が上がる様子は圧巻で、およそ20分間花火の光が富士河口湖の水面を光り輝かせます。大池公園、畳岩、八木崎公園の3つの打ち上げポイントがあり、毎回打ち上げる花火の内容が少しずつ変化する点が特徴です。

また、毎年12～1月の間には、河口湖付近の大石公園で「光のナイアガラ」と呼ばれる約280mの、富士山麓と河口湖を囲むダイナミックなイルミネーションを楽しむことができます。まるで光の滝のようなその風景は、夕方17時～20時の間入場料が無料で楽しめるため、カップルや家族連れには特におすすめです。