コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識
今までみんなにいろんな美味しいお水を紹介してきたけど、富士山が育んだお水が湧き出るスポットに行って、天然のミネラルウォーターを飲むこともおすすめだよ。美味しい湧き水を無料で堪能できるなんてうれしいよね!
そこで今回は、富士山周辺のおすすめ湧き水スポットを紹介するよ!
忍野八海(山梨県忍野村)
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の1部として世界文化遺産に登録されている「忍野八海(おしのはっかい)」は、長い年月を経て富士山の地下水が地上に湧出した湧水群です。1985年には、環境省の「全国名水百選」にも選定されました。
忍野八海はその名の通り、全部で8つの池から成り立っており、富士山がきれいに撮影できるスポットとしても人気があります。
この8つの池から直接水を汲み取って飲むことはできませんが、この場所とは別に水汲み場が用意されています。近くの売店には空のペットボトルが販売されているため、その場で飲むだけでなく、お土産として持ち帰っても良いでしょう。
富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市宮町)
富士山信仰の中心ともいえる「富士山本宮浅間大社」の境内には、「湧玉池(わくたまいけ)」という富士山の雪解け水が湧き出る池があります。
「平成の名水百選」にも選ばれているこの池の水は「富士山御霊水」とも呼ばれており、富士山の強力なパワーがもらえるといわれています。
また、近くにある「お宮横丁」にも、富士山の湧き水が汲める水汲み場が設置されています。地元の美味しいグルメを味わいながら、富士山の湧き水を堪能してみてはいかがでしょうか。
柿田川湧水群(静岡県駿東郡清水町)
日本で最も短い一級河川である「柿田川」の湧水群は、「名水百選」にも選ばれる有名な湧き水スポット。1日の湧水量は約100万tを誇り、東洋一といわれています。さらに国道1号線のすぐ隣に位置しているため、アクセスも良好です。
また「柿田川公園」にある展望台からは、透明度の高い水源を鑑賞することができます。
公園に隣接している「泉の館」には湧き水を汲める水汲み場が設置されており、ここでは湧き水で作った豆腐や蕎麦、コーヒーなどのグルメも楽しむことができます。
道の駅なるさわ(山梨県南都留郡鳴沢村)
国道139号線沿いにある道の駅「なるさわ」は、富士山の雄大な景色を楽しむことができる人気の道の駅です。
敷地内には「不尽の名水」と呼ばれる無料で湧き水が飲めるスポットが設置されており、地下300mから汲み上げられた冷たくて美味しい水を飲むことができます。
だたし、水量調整のため水を汲めるのは9~17時までとなっています。
また、湧き水を持ち帰る場合は、1人あたりタンク1本分までとなっているため注意してください。
足柄サービスエリア(静岡県・東名高速道路)
東名高速道路にある「足柄サービスエリア」内にも湧き水スポットがあります。
サービスエリア内にある「足柄の水」と書かれた水汲み場は、一見すると水道水のようですが、富士山の伏流水を地下200mから汲み上げているれっきとした湧き水です。
水汲み場は上下線ともに設置されており、サービスエリア自体は一般道からも行くことができます。
どこかへお出掛けするついでに、湧き水を汲んでみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回紹介したスポット以外にも、富士山の湧き水を飲むことができるスポットはたくさんあるよ!どの湧き水もまろやかで美味しいけど、含まれている成分はみんな同じではないんだ。微妙な味の違いを飲み比べてみるのも楽しいかもね。ぜひ、富士山周辺の湧き水スポットで美味しいお水をゲットしよう!
ただし、湧き水スポットにはたくさんの人が並んでいることもあるから、きちんとマナーは守ってね!
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