コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識
成人してからは歓送迎会や忘年会、新年会など、お酒の席に誘われることが多くなるよね。つい深酒をして翌日に頭が痛くなったり、吐き気が続いたりと、いわゆる二日酔いを経験したことがある人もけっこういるんじゃないかな?
翌日に仕事や大事な用事があるのに飲み会に参加しなければならないときには、お酒の飲み方次第で二日酔いを防止することもできるんだ。とくに、社会人になると仕事に対する責任も重く、二日酔いで欠勤するなんてこともできないよね。
今回はたった1杯の水でも変わる、二日酔いを防止するお酒の飲み方を紹介するよ!
飲みすぎはキケン
コミュニケーションの潤滑油として、アルコールを楽しむ飲み会はよくあります。お酒を飲み、程よく酔いが回ることでリラックスし、本来の自分らしく振舞える方もいます。
その一方、お酒を飲むと判断力が鈍り、飲みすぎてしまった結果さまざまな失敗をしてきた方も多いでしょう。記憶を失う、ひどい吐き気に見舞われるなどがよくある例です。場合によっては救急車で運ばれることになってしまうケースも、大学生など若い方を中心に多くなります。
お酒を飲むときには、酔い始める前から悪酔いしない工夫をしましょう。お酒の席になることがあらかじめ分かっている場合は、事前の準備で翌日の体調が大きく異なります。
対策をとるためにも、まずはどのようにして二日酔いが起こるのかを理解しましょう。
二日酔いの原因は酵素不足
そもそも体質によって、酔いやすい方と酔いにくい方がいます。両者の大きな違いは、お酒に含まれるアルコールを分解する能力の差です。
お酒を飲んだとき、肝臓ではアルコールを分解すると同時に、アセトアルデヒドという毒性物質が分泌されます。そして、アセトアルデヒドが原因で、頭痛や吐き気が引き起こされるのです。アルコールやアセトアルデヒドを分解するためには酵素が必要となり、体内の酵素が少ない方は酔いやすく、多い方はお酒に強いということになります。
二日酔いは、酵素がアセトアルデヒドを分解しきれないまま翌日に持ち越した状態です。アセトアルデヒドは、発がん性があるともいわれる要注意の物質であるため、体に残さないようにすることは、二日酔い防止以外に健康のためにもなります。
お酒を飲むときは1杯の水を
ほろ酔いは心地良いものですが、アセトアルデヒドの分解が追いつかなくなってくると、意識がはっきりしなくなってきます。そうなる前に用意したいものが、コップ1杯の水です。水を飲むだけで、アルコールやアセトアルデヒドを分解する助けになります。
1回の飲み会で1杯の水ではなく、1杯のお酒に対し1杯の水を飲むようにしましょう。
また、どうしても上司のお酌が断れず、水を飲む暇がないなど、思い通りにはいかないこともあるでしょう。そのような事態が予想できるときは、宴会の前にペットボトル1本の水を飲んでおくことをおすすめします。また、お酒を薄めて飲むのではなく、チェイサーとして水を飲みましょう。
他にも飲み会の前だけではなく、帰宅してからも水を飲むことを心掛けるだけでも十分効果があります。
二日酔いにならない準備と対策をまとめると以下の通りです。
・飲み会の前に水を飲んでおく
・チェイサーを頼みながらお酒を飲む
・就寝前にコップ1杯の水を飲む
・朝起きてまず水を飲む
おわりに
どのような飲み会でも、楽しみながら過ごすためには酔いをコントロールする努力が必要だね。飲み会では翌日の体調を考え、雰囲気に流されずに水を飲むよう心掛けよう。
頭痛や吐き気、めまいなどの原因であるアセトアルデヒドを分解するためには、水分補給がとにかく大切。帰宅後と翌朝には忘れずに水を飲み、体内に残っているアルコールとアセトアルデヒドの分解を促そう!
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