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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2015.12.10
水分不足は便秘の原因になる!?便秘解消のための水の飲み方

水と健康

水分不足は便秘の原因

あまり大きな声では言えないけれど、便秘に悩んでいる人って実は意外と多いんだ。
便秘が続くとなんとなく体調が悪かったり、気分的にもすっきりしなかったり、良いことではないよね。特に女性にとっては、便秘は肌のコンディションすら左右する天敵ともいえるんだ。
そんな便秘の原因の1つに「水分不足」があることを、みんなは知っているかな?
今回は、便秘解消のための水の飲み方を紹介するよ。便秘をやっつけて快適な毎日を過ごそう!

水分不足はNG!体の悪循環を断ち切りましょう

水分量を増やす

便秘解消のためには、栄養バランスの良い食事を心がけることと、「便の水分量を増やすこと」を意識してください。

体内の水分量が低下すると、代謝自体が低下するため、肝心の腸の働きも低下します。腸の働きが低下すると、せっかく取り入れた栄養素が吸収されにくくなるだけでなく、腸が便を押し出す働きも鈍くなります。そのため便が腸に滞在する時間が長くなり、必要以上に水分を吸収してしまうことで便の水分量が減ってしまいます。そして、水分量が減って固くなった便は排出されにくくなり、便秘の原因となるのです。
このような悪循環を断ち切るためには、毎日意識して新鮮な水を体に取り入れることが大切です。

お茶やコーヒーではダメなの?

では、どのような方法で水分を取るのがベストなのでしょうか。
「水分を多く取る」ことを意識して行う場合、緑茶やブラックコーヒー、紅茶など、日常的に飲用する飲み物をたくさん取ろうとする方は少なくないはずです。
しかしそのような方法は、便秘解消を目的とした場合には適切ではありません。なぜなら、お茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、便の水分量を増やすことには向かないためです。

1日の摂取量と飲み方のポイント

1日の摂取量と飲み方

それでは、どのように水を飲めば効果的なのでしょうか。

毎日1.5〜2リットルが目安
口から摂取した水が腸に届く量は、飲んだ量のわずか10%といわれています。意外に吸収量は少ないため、1日の摂取量を意識して増やしましょう。ただし、水中毒の危険もあるため過剰摂取は禁物です。

1日の中で細かく回数を分けて
便の水分量を増やし柔らかくするためには、1度にたくさんの水を飲むのではなく、少しずつこまめに飲みましょう。1度に大量に水を摂取した場合、腎臓に負担をかけ、むくみなどの原因になることもあります。
新鮮な水を入れたペットボトルやタンブラーを常に持ち歩き、仕事や家事、運動の合間にこまめに水分補給をしましょう。

代謝を良くする寝起きの1杯

朝起きたら、グラス1杯の水を飲む習慣をつけることも効果的です。寝起きに飲む水は、常温よりも冷たい水の方が便秘解消に効果があるといわれています。寝起きの体は副交感神経が働き、しばらくは入眠時と同じ状態です。しかし冷たい水の刺激が加わることにより交感神経が働き、日中の活動状態へのシフトチェンジがスムーズにできます。交感神経が働きだすのが早まると、自ずと腸の動きも活発になるため、便通を促すことにつながるでしょう。
上記の水の飲み方を、まずは1週間試してみてください。効果が表れるケースが多く、すっきりした毎日を送ることができるでしょう。
また、この習慣に加え、適度な運動を取り入れるとより効果を期待することができます。普段エスカレーターを使う人は階段を利用したり、休日に近所を散歩したりするのも良いかもしれません。その際も、新鮮な水を入れたペットボトルやタンブラーをお供にすると良いでしょう。

おわりに

便秘の解消には、毎日適切な量の水を飲むことが大切ということがわかったかな?
お茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物ではなく、新鮮な水というのがポイントだよ。新鮮な水で体の代謝を良くして、便の水分量をアップさせるんだ。
みんなもバランスの良い食事と新鮮な水をパートナーにして、健康的で快適な日々を手に入れよう!