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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2016.1.18
ウォーターサーバーと水道水の水に含まれる成分の違い

水の知識

ウォーターサーバーと水道水の水

水道水やコンビニなどで買えるミネラルウォーター、ウォーターサーバーの水など、僕達の周りにはさまざまな種類の水があるけれど、みんなはその成分の違いを気にしたことはあるかな?
ここでは、ウォーターサーバーと水道水を取り上げて、その水に含まれる成分にはどのような違いがあるのかについて紹介していくよ。

水の基本の4成分

一般的に、水には以下の4つの成分が含まれています。

・カルシウム
歯や骨を作るために役立つ。

・ナトリウム
体内の水分量を適切に保ち、神経や筋肉を正常に動かす役割がある。

・カリウム
細胞や血圧を正常に保ち、体内を良い状態に維持するのに役立つ。

・マグネシウム
体内のエネルギーを生み出す手助けとなり、血液循環を正常に保つ。

これら4つの成分は、ウォーターサーバーと水道水のどちらにも含まれている基本の成分になります。

ウォーターサーバーについて

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーとは、ミネラルウォーターを小型の貯水タンクに貯めておき、使いたいときにすぐにきれいな水を汲み出すことができる設備です。
ウォーターサーバーの種類によっては、基本の4つの成分の他に、バナジウム、亜鉛、フッ素などが含まれるものもあります。

・バナジウム
ミネラル成分の1つで、富士山の地下水に豊富に含まれていることで有名ですが、海産物や乳製品にも含まれています。

・亜鉛
タンパク質や細胞を新たに生成する成分で、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

また、天然のミネラルウォーターは地下水脈のきれいな水を使用しており、水質汚染の影響を受けていません。元々きれいなうえに、さらにフィルター処理をするため、衛生面でも確実に安心でしょう。また、不純物が含まれていないためおいしい水になります。 このような理由から、ウォーターサーバーの水は水道水よりも美容や健康にも良いとされています。

水道水について

水道水

水道水は、川や湖から汲んできた水を浄水場でろ過し消毒することによって、ゴミや細菌が取り除かれ、家庭で飲める水になります。
水道水にも、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの4つの成分は含まれていますが、ウォーターサーバーとの大きな違いは水道水には消毒の際に塩素が使用されていることでしょう。
基本的に塩素による害はありませんが、浄水場での塩素殺菌の過程でトリハロメタンという物質が発生します。トリハロメタンには発がん性があり、水の汚染具合によっては塩素を多く使用するため、その分トリハロメタンの量も多くなってしまいます。
また、水道水には0.1mg/Lの残留塩素を含む必要があると定められているため、水道水から塩素臭がすることがあります。塩素臭は、水道水が消毒されている証拠ですが、苦手な方も少なくありません。その他、古くなった水道管の鉛などの金属類や、給湯器の配管の銅が溶け出していることもあります。そのため水道水の臭いが気になったり、おいしくないと感じたりする方もいます。

ご紹介したように、水道水にはカルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの基本成分に加え、塩素、鉛や銅などの金属類、微量のトリハロメタンも含まれています。
しかし、水道水には厳しい水質基準が設けられており、水道局が徹底した水質管理を行っています。そのため不純物が含まれているとはいえ、水道水が人体に害を及ぼすことはありません。

おわりに

家庭で使用される水道水は、各自治体の水道局によって適切に管理されているから、安全性には問題はないよ。でも、より安全でかつおいしい水が飲みたい場合は、ウォーターサーバーの使用を考えてみるのも良いかもね。
ウォーターサーバーなら、懸念されているトリハロメタンも含まれないし、塩素臭や金属臭などもない。水道水でも健康に害はないけれど、美容や健康を気にする場合は、不純物が含まれないウォーターサーバーの方が適していると思うよ!