コラム 〜 ふじみんと学ぶ！ お水の基礎知識

バナジウムとは

バナジウム（元素記号V）は元素番号23番の金属元素で、常温では銀白色の個体です。
一般的には、他の元素と組み合わせて、アルミやチタンなどの強度（硬度）を高めるために使用されます。
また、人体にも含まれる必須ミネラルの1つで、カルシウムやマグネシウムなどと同様に、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性もある、重要な元素です。

バナジウムは、火山噴火後のマグマが固まった玄武岩に多く含まれています。日本国内では、富士山が7層もの玄武岩層で成り立つ火山であるため、特に富士山の近隣で高濃度のバナジウム水が採水されます。富士山に降った雪や雨は、玄武岩層に時間をかけて染み込み、バナジウムを含んだ伏流水となるのです。

バナジウムの効果・効能

最近、医学の分野ではバナジウムの「血糖値を下げる効果」が注目されています。
ある大学の研究によると、バナジウム天然水を摂取するとインスリンの感度が高まることや、長期間（2カ月）の継続的な飲用で、被験者の血糖値を下げる働きがあることが報告されました。
現段階では具体的な治療にはまだ応用できていませんが、これから研究がさらに進むことが期待されています。

その他にも、毒素を排泄するデトックス効果や脂肪燃焼促進など、女性には嬉しい美容効果もあり、ダイエットの一環として飲用することもおすすめです。

日常的にバナジウム天然水を取り入れることは、血糖値の管理やダイエットのためにも、十分に価値のあることだといえるでしょう。

こまめに水分補給を

人間の体は水分を補給することで新陳代謝が活性化され、血液の循環が良くなります。しかし、だからといって一気にたくさん水を飲めば良い、というわけではありません。
おすすめは、コップ1杯の水を1日7～8回に分けて、食事や間食時などに飲むことです。1日の中で均等に摂取すれば、胃に負担もかかりません。ポイントは、「喉が渇いた」と感じる前に水分を補給することです。

また、バナジウム天然水を摂取する場合、バナジウムの含有量にも注目しましょう。ペットボトルで販売されているものの中には含有量が少ないものもあります。バナジウム以外のミネラル成分も豊富に含まれているか、飲みやすい軟水であるかなども、バナジウム天然水を購入する際にチェックすべきポイントです。
より信頼度を重視するならば、家庭用のウォーターサーバーを準備することもおすすめです。安定した成分を継続的に摂取できる上、飲みたいときに飲みたい分量だけを、おいしく衛生的に飲むことができます。ペットボトル1本単位で購入するより価格も抑えられ、スーパーなどで購入して家に運ぶ手間もかかりません。