コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識
妊娠中の大幅な体重増加や体型の変化に驚いて、「産後は絶対にダイエットをしよう!」と決意しているママは多いよね。でも、出産は女性にとって大仕事だし、産後の体はとてもデリケートな状態。赤ちゃんのお世話で疲れやすいときだから、無理に自己流ダイエットを始めるのはとっても危険なんだよ。
今回は、心身への負担が少ない効果的な産後ダイエットの方法をご紹介するよ!
産後ダイエットは「産褥期」を過ぎてから
産後ダイエットは、いつから始めて良いかご存知ですか?
産後約1カ月間は「産褥期」と呼ばれ、体を十分に休めなければならない期間です。産褥の「褥」とは寝具のことを意味し、この期間は布団を敷いたままで体をちょくちょく休ませ、出産によるさまざまなダメージの回復を最優先すべきと昔から言われています。
このようなときにハードなダイエットをすると、体に大きな負担がかかります。無理な運動や食事制限をすることで、母乳の出が悪くなったり、発熱・腰痛・尿漏れなどの体調不良を引き起こしたりすることも!
産後ダイエットを本格的に始めるなら、産褥期を過ぎてから行いましょう。産後1カ月間は家事を最小限に控え、赤ちゃんのお世話と自分の体の回復に務めてください。
体の回復時期に合わせて効果的に引締めよう
産後の体が妊娠前の状態に完全に戻るまでには、1年~1年半ほどかかります。体の回復期はダイエットに向いていない時期のように感じるかもしれませんが、体が徐々に回復するタイミングに合わせてダイエットを始めれば、実は効果的に痩せられるのです。
以下、おすすめのダイエット方法をご紹介しましょう。
産褥体操でウォーミングアップ!
前述の通り、産褥期は本格的なダイエットには向きません。しかし、この期間に「ウォーミングアップ」をしておくと、その後のダイエットで効果が出やすくなります。
おすすめのウォーミングアップ方法は「産褥体操」です。
産褥体操は産後すぐからできる「体の回復を助けるための運動」ですが、体調を見ながら無理のない範囲で挑戦をしてください。最初は仰向けに寝転んで軽く足を上げることから始め、徐々に行う体操の数を増やしていくことをおすすめします。
ただし、帝王切開で出産をした場合は体操による体への負担が大きいため、産褥体操をしても良いかどうか医師に確認を取りましょう。
適度な運動とバランスの良い食事で体を引き締める
産褥期を過ぎたら、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど軽い運動を生活に取り入れてみましょう。息が上がるようなら控えめにして、とにかく無理をしないことが大切です。
動いてみて問題がなければ、育児の合間に30分程度のランニングや、水泳などを始めても良いでしょう。エネルギーを消費するためには、有酸素運動が効率的です。
有酸素運動と平行して、筋力アップのエクササイズも行いましょう。帝王切開や会陰切開の傷の回復が順調なら、少しずつ腹筋運動を取り入れるとお腹回りのシェイプアップに効果的。
産後、体重は妊娠前に戻っても、体型はぽっちゃりのまま…ということがあります。この原因は筋肉量が減ったことによる見た目の変化です。筋肉を増やすことは、産後ダイエットにおいて不可欠です。
産後ダイエットを成功させる秘訣は、自分が楽しいと思える運動を行うこと。運動をすることで育児のストレスを解消できれば一石二鳥で、ダイエットは長続きします。
また、栄養バランスの良い食事を適度にとることも重要です。筋肉をつける運動の効果を上げるためにも、必要な栄養素をきちんと摂取しましょう。
赤ちゃんと過ごす時間の中でもダイエットできる!
「産後ダイエットに挑戦したいけれど育児で精一杯、運動する時間を作るなんて無理!」と思ってしまう方も多いでしょう。
でも、それでも問題はありません。なぜなら、赤ちゃんと一緒に過ごす時間の中で、実はたくさんの運動をしているためです。
あえてウォーキングの時間を作らなくても、赤ちゃんと一緒に30分程度散歩をすれば十分です。赤ちゃんを寝かしつけるときに、抱っこしてユラユラしていれば筋力がつきます。日々の家事と赤ちゃんのお世話を平行して行うだけでも、十分な運動になるのです。
ママにとって一番大切なことは、赤ちゃんとの時間を楽しむこと。その中で上手にエクササイズを取り入れれば、自然と産前のボディラインに近付くでしょう。
おわりに
産後ダイエットは自分の体の回復具合をみながら、無理せず進めていくことが大事なんだね。そして何より、赤ちゃんとの生活を大切にしながら自分に合った効果的なダイエットを楽しもうね!
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