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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2016.11.08
妊娠線はなぜできる?対策はいつから始めるべき?妊娠線の原因と予防方法

水と子育て

妊娠線の原因と予防

突然だけど、「妊娠線」って知っているかな?妊娠中、おなかなどの皮膚にできてしまう肉割れのような線だよ。一度できてしまうとなかなか消えないと言われていて、悩んでいる産後ママも多いんだって。
でも、正しく予防対策をすれば、妊娠線の発生を最小限に抑えることができるよ!今回は妊娠線の原因と予防方法について紹介するね。

肌とホルモン分泌の変化が妊娠線を作る!

肌とホルモン分泌の変化

胎内の赤ちゃんが成長するにつれて、ママのお腹も日ごとに大きくなります。個人差はありますが、お腹が目立ち始める妊娠中期に入った5カ月頃から妊娠線が現れる方が多いようです。
妊娠線の原因は大きく分けて2つあります。

1つ目の原因は、皮膚の一部がお腹の大きくなるスピードについていけなくなること。
人間の皮膚は、表皮・真皮・皮下組織から成り立っています。胎内の赤ちゃんが成長してお腹が大きくなると、表皮は同時に伸びることができますが、真皮と皮下組織の一部は伸びにくいため大きくなるお腹についていけなくなります。
結果として皮下組織に断裂が起こって、ギザギザとした赤紫色の線状斑(妊娠線)が現れます。

2つ目は、妊娠中に分泌されるホルモンの影響。
女性は妊娠すると、「コルチコステロイド」というホルモンの分泌が増加します。このホルモンは、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーの働きを抑制するため、皮下のコラーゲンの生成も抑えてしまいます。
すると、肌は妊娠前よりも弾力を失い、肌そのものが弱く傷つきやすくなります。この状態でお腹が大きくなるとさらに皮膚組織の断裂が起こりやすいため、妊娠線が発生するのです。

妊娠線は上記のとおり皮膚全体の動きが原因でできるため、お腹だけではなく、お尻やバスト、太ももの付け根などにも発生することがあります。気付かないうちに意外な場所にできていた、というママたちも多いようです。

小まめな保湿ケアと体重管理で妊娠線知らずに!

小まめな保湿ケアと体重管理

一度できてしまうと、消すのが難しい妊娠線。「赤ちゃんがお腹にいた証」「大変な出産を乗り切った勲章」という前向きな考え方もありますが、女心としては、できれば産後もキレイな肌でいたいですよね。

妊娠線を作らない予防策、それは「肌を小まめに保湿すること」です。弾力が失われている肌=水分を保つことが難しい状態なので、保湿ケアをして皮下組織の断裂を最小限に防ぐのが効果的です。

まずは、妊娠線ができる前(妊娠初期)の段階から保湿ケアをして、「予防」を心掛けましょう。
予防のための保湿ケアには、肌なじみが良く伸ばしやすいテクスチャーの妊娠線予防専用クリームを、入浴直後を始め、日中も小まめに塗ること。保湿できれば良いので、妊娠線予防専用クリームではなく、手持ちのボディクリームやフェイス用保湿乳液などで代用しても大丈夫です。
保湿ケアはお腹だけでなく、お尻やバスト、太ももの付け根など妊娠線のできやすい箇所にも忘れずに!

そして、すでにできてしまった妊娠線には、妊娠線専用クリームを塗るのがベスト。保湿に加え、コラーゲンの生成を補う成分などが含まれているからです。根気よく毎日ケアすれば、妊娠線は徐々に薄く目立たなくなるでしょう。

また、急激な体重増加も妊娠線の原因の1つなので、妊娠期間中は体重の増加に気を配ることも予防になります。妊娠中は偏食や過食になりがちですが、赤ちゃんのためにはもちろん、自分のためにも栄養バランスの良い食事を適量とりましょう。

おわりに

妊娠線の予防は「早め早めの保湿ケア」が大切なんだね!保湿クリームを使っておなかをマッサージするときは、ぜひ胎内の赤ちゃんに優しく語りかけてみよう。毎日のマッサージケアが、ママと赤ちゃんにとって貴重なコミュニケーション時間になるはずだよ。
あと、お肌を保湿するためにはお水を飲むこともとっても大事だよ。妊娠中もたくさんお水を飲んで、うるおいをキープしてね! 産後もキレイなママを目指して、今日からレッツトライ♪