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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2017.3.14
お食い初めの献立や食器はどんなものが良い?お食い初めのやり方

水と子育て

お食い初めのやり方

赤ちゃんの成長を祝うイベントはいろいろあるよね。生後100日目 頃には「お食い初め」っていう、赤ちゃんにご飯を食べさせるまねをするイベントをやるんだって。 お食い初めをやるのが初めてのママやパパは、どんな献立を作ればいいのか、どんな食器を使えばいいのかなど、きっとわからないことだらけだよね。
そこで今回は、お食い初めのやり方について紹介するよ!

お食い初めの準備

お食い初めとは、食べものを食べさせる真似をする儀式のことです。実際に食べさせることはしませんが、子供の歯が生えるほどまで成長したことを祝って行います。 地域によっては、真魚始め(まなはじめ)や箸揃え、箸祝いなど呼び名が異なることもあります。

生後100日目に行いますが、地域によっては110日目などのところもあります。日付にこだわり過ぎず、家族の集まれる日にちを選んで行いましょう。

食器

正式的な食器は、下記のような漆器の祝い膳を使用します。
母方の実家から、嫁ぎ先の家紋を入れて用意してもらうことが一般的です。お膳・お椀共に、男の子は内外ともに朱塗りの漆器、女の子は内側が朱塗りで外側が黒塗りの漆器を使用するのが伝統とされています。

正式には下記のような食器を用意するとされていますが、お食い初めが終わってからも使用できるベビー食器で代用しても大丈夫です。

【お膳】
漆塗りの脚付き膳

【お箸】
柳の白木で両端が細くなっている箸

【お椀】
鶴や松などが蒔絵で描かれた漆器。飯椀、汁椀、平椀、つぼ椀、高杯の5つを揃えるのが一般的

【平皿】
鯛などの焼き物を盛り付ける

歯固めの石

「丈夫な歯が生えるように」との願いを込めて歯固めの石を準備します。正式には黒、白、赤を1個ずつですが、必ずしも数にこだわる必要はありません。
石は、お宮参りのときに神社や氏神から授かったりベビー用品店で購入したりすることができます。
ご自身で石を準備をする場合は、念のため事前に熱湯消毒をしましょう。

お食い初めの献立

お食い初めの献立

お食い初めの献立は、和食の基本となる一汁三菜と赤飯が一般的です。米などの「穀物」、魚などの「海のもの」、野菜などの「山のもの」、お吸い物などの「飲み物」、漬物などに含まれる「塩」と、生きていくために必要な食材を揃えます。
正式な場合は二の膳として、紅白の餅を5つ添えることもあります。

【赤飯】

魔よけの色である赤が入っていることから、無病息災で健やかに成長できるようにとの願いが込められています。

【魚】

鯛などの尾頭付きの焼き魚。赤飯と同様に魔よけの色である赤が入っていることと、めでたいという語呂合わせから、一般的に鯛を使用します。

【煮もの】

具材として、先が見通せるようにと願いを込めたれんこん、まっすぐに成長して欲しいと願いを込めたたけのこなどが含まれているため、筑前煮を選びます。

【汁もの】

鯛やはまぐりなどの具材が入ったすまし汁。はまぐりは、2枚貝のように相性が良い伴侶に出会ってほしいという願いが込められています。

【香のもの・酢のもの】

香のものは一般的に、縁起が良い色合いといわれている紅白なますを、酢のものは多幸とたこの語呂合わせから多くの幸せに恵まれますようにとの願いを込めて、材料にたこを使用します。
また地域によっては、しわがたくさんできるまで長生きができるようにとの願いを込めて、梅干しを準備することもあります。

お食い初めのやり方

お食い初めのやり方

お食い初めのやり方にはさまざまなルールがあります。
厳密に従う必要はありませんが、一通り予習しておきましょう。

お祝い膳を食べさせる真似は「養い親」が行います。養い親とは、お食い初めに同席している方の中で最年長の方のことです。男の子なら男性、女の子なら女性が行うことが一般的です。

養い親がひざの上に乗せて、その年の恵方に向いて食べさせる真似をします。地域によっては、男の子を左ひざ、女の子を右ひざに座らせることもあります。 両親だけで行う場合、男の子は父親が抱っこして母親が食べさせる真似をし、女の子はその逆で、母親が抱っこして父親が食べさせる真似をします。

赤飯や煮ものなどは、箸で少しだけ取り赤ちゃんの口元に近付けます。すまし汁や歯固めの石は、箸を汁や石に触れさせてから、箸を赤ちゃんの歯茎や唇にあてましょう

お食い初めの儀式が終了した後のお祝い膳は、感謝の気持ちを込めて両親や同席者でいただきます。

おわりに

地域によって準備するものや献立が違ったりもするから、おじいちゃんおばあちゃんに確認しながら準備をするといいよ。
お食い初めにはいろんな決まりごとがあるからちょっと大変そう…って思ったママやパパも多いかな?でも決まりを守ろうと頑張りすぎて、お祝いに疲れちゃったら本末転倒。みんなで楽しくお祝いできることが一番だから、自分たちのできる範囲でやれば大丈夫だよ!自分たちも楽しむ気持ちを忘れずに、お食い初めの準備を進めてね!