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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2017.3.22
ストローマグ・スパウトマグはいつから?練習方法や洗い方のコツ

水と子育て

ストローマグ・スパウトマグ

赤ちゃんは、生後半年くらいから始まる離乳食と合わせて、母乳やミルク以外に白湯や麦茶などを飲むようになるよね。そのときに使うアイテムが、スパウトマグやストローマグ!マグを使って飲ませると、コップを使い始めるときにスムーズに移行できるんだ。
でも、「本当に必要なの?使うならどのような製品が良いの?」と気になる人もいるかもしれないね。そこで今回は、スパウトマグとストローマグについて紹介するよ!

スパウトマグとストローマグの違いは?

スパウトマグとストローマグは一見似ていますが、飲み口部分が異なるため、使い始めるタイミングも微妙に違います。

スパウトマグは生後5~6カ月ごろから使用できます。飲み口が哺乳瓶に近い形をしており、ストローより吸引力を必要としません。吸うと少しずつ飲料が出てくるので、ストローを使う前に練習するアイテムとして最適です。
飲み口の形状は平らなものや丸いものなどさまざまで、素材は硬めのゴムやプラスチック製が大半。硬め素材の飲み口の場合、ある程度の吸う力が必要になります。

一方、ストローマグは生後7~8カ月ごろから使えるようになります。ストローが刺さっているフタ付きコップです。
ストローは赤ちゃんが噛んでも大丈夫なように、厚めで柔らかいゴムなどの素材で作られています。

ベビー用品売り場では、スパウトマグとストローマグの飲み口部分がそれぞれ入ったセット商品があります。このタイプは月齢に合わせて飲み口を付け替えて使えるため、無駄がなく便利です。

失敗しないマグの選び方

マグの選び方

マグは子どもが毎日使うもの。機能的で使いやすく、しかもデザインが良いものを選んであげたいですよね。前述のとおり、最近のマグは同じメーカーのものなら、飲み口を付け替えすればスパウト・ストロー・コップの3タイプで使える製品が主流です。そこで、選ぶときに重視したいポイントは「漏れにくさ」「持ちやすさ」「洗いやすさ」です。

「漏れにくさ」は、特に外出時に大切です。摩擦で閉め口が緩む可能性があるキャップタイプよりも、ストローをフタと一緒に収納して閉められるタイプの方が、漏れにくい傾向があります。
「持ちやすさ」は、赤ちゃんにとっての機能性。マグのハンドル部分は製品によって形状が異なり、赤ちゃんとの相性もあります。一般的に、両ハンドル付きで安定して持てるタイプの方が、赤ちゃんが自分で持って飲みやすいでしょう。
「洗いやすさ」を考えるときは、特に飲み口部分に注目します。スパウトマグの飲み口部分や本体そのものが細いと、内部や細かい部分をスポンジなどで洗いにくいため、ご注意を。

マグの練習方法

マグの練習方法

赤ちゃんはマグに対して最初戸惑い、手で払ったり見向きもしなかったり、ということがあるかもしれません。
そのようなときは、ママなど家族がマグを使って飲むまねをし、お手本を赤ちゃんに見せてあげましょう。すると、赤ちゃんがまねをして飲むきっかけにつながります。

それでもなかなか吸わない場合は、市販のベビー麦茶やりんごジュースの紙パック製品を利用しましょう。
付属のストローを赤ちゃんの口にくわえさせ、紙パックを軽く押して飲み物を少し口に含ませます。ストローから飲み物が出る仕組みを理解できるようになると、だんだんと赤ちゃん自身が紙パックやマグを持って飲めるようになります。
多少時間がかかるかもしれませんが、根気よく付き合ってあげましょう。

マグの洗い方

マグは飲み口やストローなどパーツが細かく、毎日使うものなので、きちんと洗って清潔に保ちたいですよね。

使い終わったマグは各部品に分解し、ぬるま湯に浸けて食器用洗剤でよく洗浄します。その後、強めの水流でしっかり洗い流しましょう。
小さな穴などに汚れが詰まった場合は、爪楊枝などで軽くつついて落とします。ストローや飲み口部分など細かい部分を掃除する際は、ストロー用の細いタワシなどを使うと便利です。
ただし、硬いブラシやクレンザーを使うとマグに傷が付く可能性があります。また、ほ乳瓶などを消毒する専用液を定期的に使うのも有効的です。

マグはさまざまな液体を毎日入れ、パーツが細かいため、汚れやすいもの。毎日丁寧に洗って清潔にしておきましょう。

おわりに

ストローマグ・スパウトマグで麦茶などを飲ませたり、使用後のマグを洗ったりするのは慣れないうちは大変だけど、根気強く、しっかりやることが大切なんだね!
ママのおっぱいやミルク以外のものを口にすることは、赤ちゃんにとって大きな成長の1歩。マグを使えるようになるとママやパパも楽になるし、外出時も便利だよ。上手に飲めるようになるまで、工夫しながら挑戦してみてね!