コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識
赤ちゃんは大人と比べて身体がまだ弱いから、いろいろな病気にかかりやすいんだ。
しかも赤ちゃんは、病気になっても泣くこと以外のコミュニケーションを持っていないから、病気でつらいことをみんなにうまく伝えることができない。だから赤ちゃんの周りの大人たちは、普段から赤ちゃんの様子の変化に注意することが大切なんだ。
そこで今回は、赤ちゃんがかかりやすい病気について紹介するよ!
赤ちゃんがどんな病気にかかりやすいか、どんな症状が出るのかなどの知識を身につけおいて、いざというときに迅速な対応ができるようにしておこう。
赤ちゃんが病気にかかりやすい時期は?
赤ちゃんは生後6カ月頃までは、母親のお腹にいるときや授乳によってもらった免疫のおかげで病気にかかりにくい状態になっています。しかしこの6カ月以降は、次々と病気にかかる可能性が出てきます。そのため、6カ月以降は赤ちゃんの体調に変化がないか、特に注意して見守る必要があります。重症化する前に、赤ちゃんが出しているサインをしっかりキャッチしてあげましょう。
以下では赤ちゃんがかかりやすい病気をご紹介します。
風邪
病気の代表といわれる風邪。風邪の主な初期症状としては、発熱、鼻水、くしゃみ、咳、食欲不振、ぐずりなどがあり、まだ体力のない赤ちゃんにとっては非常に負担のかかる病気です。また、ウイルスの種類によっては、下痢などの症状が出ることもあります。
しかし、これらの症状があっても風邪ではない場合もあるため、見た目だけで判断せず、顔色や機嫌なども合わせて見守り適切な対処をしましょう。
ウイルスや細菌は乾燥している空気の中で感染しやすい性質を持っています。そのため室内を乾燥させないようにして、外から帰ってきたら手をしっかり洗い、身体に付いたウイルスなどもお風呂で落とすことが予防につながります。
湿疹
赤ちゃんに起きる湿疹を総じて「乳児湿疹」と呼びます。その原因はさまざまですが、生後間もないうちから見られる病気です。
赤ちゃんの肌は大人と比べて薄くバリア機能も弱いため、さまざまな肌トラブルが発生します。
【乳児脂漏性湿疹】
乳児湿疹の中でもよく見られる症状です。生後4カ月頃までに現れやすく、首より上にできます。頭部に黄色いかさぶたのようなものができたり、おでこや頬にフケのようなカサカサしたものができたりしますが、かゆみはあまりありません。肌のバリア機能が整う1歳を迎える前に治る場合がほとんどです。
【新生児ニキビ】
生後2週間から3カ月の赤ちゃんにできるニキビです。一般的なニキビのメカニズムと同様に、赤ちゃんの場合も毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こします。
赤ちゃんは睡眠時間が多いため、寝具に付いている汚れに肌が過敏に反応してニキビができることがあります。
新生児ニキビは身体を清潔に保ち、傷付けないようにすれば自然と消えますが、ひどい場合は医師の診察を受けましょう。
突発性発疹
突然38~40度の高熱が出て、熱が下がると発疹などの症状が現れます。突発性発疹は生後6カ月から1歳になるまでに発症することがほとんどです。
原因は、「ヒトへルペスウィルス6型」というウイルスによるものです。特に生後6カ月の免疫力が弱まってきたタイミングで現れる可能性があるため注意しましょう。
なお、突発性発疹であると分かれば特に治療は必要ありません。熱は3~4日程で下がり、発疹も2~3日のうちに自然となくなります。
ただし、突発性発疹は発疹が出るまで何の病気かはっきり分かりません。熱が出た場合は赤ちゃんの様子を見て、医師の診察を受けましょう。
おわりに
赤ちゃんがよくかかる病気はたくさんあるんだね。赤ちゃんは生後6カ月までは、病気にかかりにくいといわれているけど、湿疹に関しては生後間もない期間で起こることが多いみたい。
赤ちゃんにはいつ何が起きるか分からないから、様子がいつもと違うと感じたら病気の可能性を疑おう!赤ちゃんが元気に過ごせるように、しっかり見守ってあげてね。
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