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コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2015.11.20
水道水よりウォーターサーバーが安全?赤ちゃんのミルク作りに適した水

水と子育て

赤ちゃんのミルク作りに適した水

みんなは赤ちゃんのミルクを作るとき、どうやって作っているかな?
生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ免疫力が十分に備わっていないから、赤ちゃんが口にするものには細心の注意を払う必要があるんだ。当然だけど、赤ちゃんが飲むミルクも、そうした「注意を払うべきもの」の1つだよ。
特に、ミルクを作る際に使用する「水」には、十分に注意しよう。一般的に、赤ちゃんのミルク作りには「水道水」や「ミネラルウォーター」、あるいは「純水」が使用されるよね。
ここではそれぞれの水に注目し、どれがミルク作りに適しているのかと、ミルク作りにウォーターサーバーを使っていいのかを紹介するよ。

水道水

水道水

日本の水道水は、海外に比べると安全性が高いと考えられています。また、ミルク作りの際に水道水を使うと、比較的母乳に近いミルクが作れるといわれています。一般的に、メーカーも水道水でミルクを作ることを想定しているため、水道水は比較的ミルク作りに適した水だといえるでしょう。

しかし、水道水には気になる点もあります。それは、「残留塩素(カルキ)が含まれている」という点です。
日本の水道水は、安全性を高めるために塩素を使用していますが、残留物であるカルキは、赤ちゃんの胃には負担になってしまいます。
水道水をミルク作りに使用する際は、赤ちゃんに優しいミルクを作るために、事前にカルキ抜きを行いましょう。水をヤカンなどに入れ蓋をせずに10分程度沸騰させることで、カルキ抜きと殺菌を同時に行うことができます。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、場合によってはミルク作りに適していない水だといわれています。粉ミルクにも、「ミネラルウォーターでのミルク作りは控えてください」という旨の注意書きがあります。
もともと粉ミルクにはミネラルが含まれているため、ミネラルウォーターを使うとミネラル過多になってしまい、赤ちゃんの内臓に負担がかかってしまうためです。

ただし、すべてのミネラルウォーターがミルク作りに不向きというわけではありません。ミネラルウォーターの中でも「軟水」に分類されるものは含まれるミネラル分が少ないため、ミルク作りに使用することができます。

赤ちゃんのミルクを作るためにミネラルウォーターを使う場合は、硬度120以下の軟水(できれば60以下)でかつミネラル含有分が少ないものを選ぶようにしましょう。

純水(ピュアウォーター)

純水とは、過剰なミネラル分や、残留塩素といった不純物が取り除かれた水を指します。
純水は赤ちゃんの負担となる物質がほぼ取り除かれているため、ミルク作りに適しているといえるでしょう。

ただし、スーパーなどで無料提供されている純水には注意が必要です。中には、「純水」といいながら、実際には水道水をろ過しただけのものもあります。
製造方法が明確にされていないものに関しては、利用しない方が良いでしょう

ミルク作りにウォーターサーバーを使ってOK?

硬度の高い硬水のものでなければ、ミルク作りにウォーターサーバーを使っても大丈夫です。

ウォーターサーバーはお湯と冷水を切り替えて出すことができるため、ミルクを作る機会が多いママには大助かりのアイテムです。いちいちお湯を沸かす手間が掛からないためママも助かりますし、赤ちゃんを待たせることなくミルクをあげることができます。
特に、夜間にミルクをあげることも多い新生児期など、低月齢の頃はウォーターサーバーが大活躍することでしょう。

また、スーパーやドラッグストアまでペットボトルのミネラルウォーターや赤ちゃん用の純水を買いに行ったり、運んだりしなければならない手間は、子育て中のママにとって時間的にも肉体的にも大きな負担になります。その点、ウォーターサーバーを利用すれば、水を自宅まで配送してくれるため負担を軽減することができます。

おわりに

「水道水」「ミネラルウォーター」「純水」の3つに注目し、赤ちゃんのミルク作りに適した水を紹介したよ。
3つの中で、赤ちゃんのミルク作りに最も適した水は、不純物が取り除かれ赤ちゃんに与える影響が少ない「純水」だということが分かったね!赤ちゃんのために安全なミルクを作りたいと考えているママは、ぜひ参考にしてね。