• マイページ
  • お問い合わせ
  • お申し込み

コラム 〜 ふじみんと学ぶ! お水の基礎知識

2017.04.14
ハワイの水道水は飲める?グアム・バリ島は?海外リゾートの水事情

世界の水

海外リゾートの水事情

日本から気軽に行ける海外リゾート地として大人気のハワイ、グアム、そしてバリ島。お正月や夏休みに多くの日本人観光客が訪れることで有名だよね。
実は、同じ海外のリゾート地でも、水事情には違いがあるんだよ。バカンスを楽しく過ごすために、それぞれのリゾート地の水事情を知っておこう!

ハワイのおいしい水事情

いつでもきれいでおいしい水が飲める日本。その日本に負けないほどのおいしい水を飲むことができるのがハワイです。
ハワイの水道水は、基本的にそのまま飲める非常にきれいな水質です。お店で出された水や氷なども心配せずに口にすることができます。旅行気分もあいまって「日本の水よりもおいしい!」と感じる場合もあるかもしれません。

ただし、ハワイのすべての水が安全というわけではありません。
気を付けたいのが、古いホテルなどの水道水。水道管が古いと不純物が水の中に交じってしまっている場合があります。飲料として向いていない場合には、水道回りにその旨が記載されているため、水を飲む前に注意書きがないかどうか確認しましょう。

水道水が安心して飲めると言っても、ビーチなどの屋外で日中過ごす場合はペットボトル入りのミネラルウォーターを持ち歩くようにしましょう。熱中症対策になりますし、価格は日本とほぼ変わりません。

グアムの安い水事情

グアムの安い水事情

グアムはハワイと同じような常夏のリゾート地ですが、一般的に水道水は飲めません。
グアムの水道水には石灰成分が多く含まれているため、水道水をそのまま飲むとおなかを壊す可能性があります。厳密に言えば飲むことは可能ですが、現地の方も基本的には市販の飲料水を利用しているため、やはり旅行中に飲むのは避けた方が無難でしょう。

大きなホテルなどでは、大型のろ過装置を設置し、水道水を飲料水として利用可能にしている場合があります。そのようなホテルでは必ず「飲用可」の張り紙があるため、ホテル到着時に飲用可能かどうか確認してみると良いでしょう。

水道水の水が飲めないと言っても、販売されている水が高価というわけではありません。生活必需品のため、場合によっては日本より安く買えることもあります。1ガロン(約3.8リットル)単位でボトル売りされていたり、日本でも売られている銘柄のペットボトル飲料水も売られていたりと、種類も豊富です。
商店やホテル、スパなどではウォーターサーバーを置いて無料で提供していることも多く、水道水が飲めないというデメリットを感じさせないリゾート地と言えるでしょう。

バリ島のちょっと困った水事情

バリ島の水事情

バリ島の水道水は飲用厳禁の飲めない水です。
バリ島の水道水は、一般的に井戸水をそのまま利用しています。浄水・排水・配水といったシステムがあまり整っておらず、下水道も発達していないため、清潔とは言いにくい水事情となっています。
ホテルや大きなレストランではミネラルウォーターが提供されますが、屋台は要注意スポットです。屋台に出向く際は必ずミネラルウォーターを持参し、出された水や生ものなどには細心の注意を払うように心掛けましょう。

例外として、バリ島の中でも住宅がない山間部などの地域は汚染度が低いこともあります。観光地の1つであるティルタウンプル寺院は「聖水の寺院」としても知られ、泉の湧き水には無病息災の力があると言われています。基本的には沐浴(もくよく)の際に口を付ける程度ですが、生水が一切飲めないバリ島の中では非常にめずらしい、飲めるほどきれいで透き通った水があることで有名です。
とはいえ、基本的には「バリ島では飲料水を買って飲む」と覚えておくと良いでしょう。

おわりに

日本人に大人気の3つの海外リゾートだけど、水事情はそれぞれ違っていることがわかったかな?
せっかくバカンスに訪れたのに、おなかを壊して寝込んでいた…という事態は避けたいよね。滞在中も欠かせない飲料水だからこそ、事前にしっかりと情報を集めておいて、現地ではすてきな時間を過ごせるようにしよう!